『「ドラゴンボールZ」〜夫婦喧嘩〜』

「こんの〜きえんざん!!」
クリリンは、きえんざんを18号に投げつけました。 「ボン!!」18号はかき消し。「ねえ、あんた・・続きやんの?」18号は、髪の毛をなびかせていました。 マーロンは泣き出す始末。「もう〜パパ〜ママ〜・・習い事くらいで、喧嘩やめてよ〜」困り果ててしまい・・・ 「ごめんね。マーロン。全部、あいつが悪いんだよ。」18号は言いました・・・・ 「お前も悪いんだろうが!」クリリン。 喧嘩の原因は、マーロンを、ヤマハ音楽教室へ通わせるか、通わせないかで、喧嘩になってしまったのだ。 亀ハウスの外で・・・・・・大騒ぎ。18号は、マーロンに、ピアノとエレクトーンをやらせたいらしいのだ。 近頃の、若いママさんの間で、小さい頃から、音楽に携わる子供が、増えているとのことなんだ・・・ それで、家の娘もと思ったらしいのだ。1人娘だからこそ、やらせたかったらしい・・・ クリリンの理由は、「音楽は、お金がかかる〜!!ピアノは一度買えば、一生もの。 エレクトーンは、機種を変えなきゃならないんだぞ!そのたびに、冗談じゃない!!」の一言から始まった。 それで、夫が切れて、「表に出ろ!18号!言いたいことが山ほどあるの!!」と・・・ 亀ハウスの外で、戦いになってしまった・・・ クリリンは、18号に攻撃しながら、「いい加減にしろよ。今月に入って、英語塾だ、公文だ、踊りのバレエに・・お茶、お花。パソコン教室と・・やたらとお稽古事やりすぎだ!!友達の影響受けるのやめい!!」と・・・ 「だって・・やらせなかったら、家の娘だけ、遅れてしまうだろ?」18号は、エネルギー派をぶつけた・・・ 「それに、どうするんだよ。テレビゲームの件だって、与えるか与えないか、話し合うんだろ?」クリリンは、気孔派投げつけた・・・ 「もう!やめてよーー!!もういいよ!!」マーロンは、怒って、家出してしまいました・・・ 「ああっ!マーロン!」クリリンは止めましたが、「マーロン、パパとママが仲直りするまで、かえってこないからね!いーだ!」 5歳の、マーロンは、家出してしまいました・・・・・・・・・・・・・ 「お前のせいだからな!」クリリン。「さっさと娘を連れ戻してきな!」18号。 こうして、クリリンは、娘を探しに行きました・・・・ 一方、マーロンは。えらいことに、一度お父さんに連れて行ってもらった場所はしっかり覚えているのだ。 亀ハウスから、「えっと・・お父さん、いつも、カプセルで、飛行機だしてましゅたね・・」と、カプセルを手にしている時、亀仙人に見つかった。 亀仙人は、マーロンの背中を掴んだ・・・「どこへ行くつもりじゃ?」と。「あの・・あたち、孫悟飯兄ちゃんのとこへ、行きたいの!」と・・・ 「お父さんに話したかのう?」亀仙人。「ふん!喧嘩ばっかしている、パパなんて知らないもん!」マーロン。 「亀のじいちゃん!お願い!行かせて行かせて!」と、暴れる始末・・ 亀仙人は、笑顔で、「ワシは、止めはせんよ。2人の喧嘩が収まるまで、孫悟飯に遊んでもらうといい。 ワシは、おぬしの強い、味方じゃよ。じゃが・・お父さんのカプセルを、黙って持ち出してはいかん。せめて、きんとうんで、行きなさい。それなら、ワシが許そう。来い!きんとうん!(きんとうんをよこすマーロンの側にくる)孫家まで、きんとうんが、自動的に連れて行ってくれるぞ。」 亀仙人は笑顔で、言いました。5歳の子供が、まさかの飛行機で、行くのは、あぶなすぎると、主張し・・・・・ 「孫悟飯お兄ちゃんとこ行こう・・お兄ちゃんなら、気持ち分かってくれるかも! 同じ塾へ通わされた者同士だし!ありがとう!亀のじいちゃん!」と、手を振って、きんとうんで、娘は、孫家へ、行きました・・・ 「大丈夫じゃ!おぬしの親には、ちゃんと、行き先伝えておくからのう!たのむぞ!きんとうん!」亀仙人は言いました・・・

こうして、マーロンは、孫家にやってきました。 悟飯は、スーパーサイヤ人になったまま、外で修行していました。 勉強の気晴らしに・・・すると・・・? 「あれ?」悟飯は、空を見上げました。あれは・・きんとうん・・?? 悟飯は、不思議に思い、舞空術で、舞い上がりました。 そこで、見つけたものは・・・・? 「ありゃ?やあ!こんにちは!マーロンちゃん! あれ?クリリンさんは、一緒じゃないの?」と・・・問い詰めた所・・・ マーロンは、ぐすん。悟飯を見ると、「うわーん・・」と、抱きついて、泣き出しました・・ 「え!?えー!?」悟飯は、驚いてしまいました・・・ 一体何があったのでしょう。悟飯は、ひとまず、マーロンを抱くと、 孫家に入っていきました・・・修行を中断し・・ チチも、ビックリ。「1人で・・来ただか?」と。「うん・・家出してきた。」マーロン。 「えー!?」チチもビックリ仰天。「でも、えらいだな・・5歳で、よく、きんとうんで、来れたもんだべ・・」チチは、唖然しました・・ 「そういう問題じゃないよ。マーロンちゃん・・こんなことをした理由を話してくれるね?」悟飯は、言いました。 「ぐすん・・パパとママが、大喧嘩してるの・・」マーロンはすべての事情を話しました・・・ 悟飯は、苦笑い。「それは、仲のいい証拠さ。」悟飯は言いました。こんな馬鹿げた喧嘩で、離婚にはならないよ・・大丈夫と、 悟飯は、笑いながら、頭を撫でてやりました・・・・・・・・・・・ チチの指示で、1日、泊まることになった、マーロン。 マーロンは、塾塾、勉強勉強で・・・お稽古事やらされていた、孫飯が大好きでした。 気持ちが分かりあえるようなのです。「ねえ、悟飯兄ちゃん!今夜・・一緒に寝ていーい?」と、マーロンは、枕を悟飯の部屋へもってきました。 「うん・・眠れないのか?」悟飯は、笑顔で迎え入れました。 マーロンは、実は、夏休みの、幼稚園の課題があったので、家からついでに、持ってきたんだ。 孫悟飯は、「絵の宿題も、あるんでしょ?それ・・明日、やろうね!歯磨きカードもちゃんとやろう!」といいました・・・ しばらく、マーロンは、悟飯にやっかいになり、勉強教えてもらうことになりました。 悟飯は、「後で、宿題を全部やってさ、お父さん驚かせて、ビックリさせてやろうね!」と、言いました。 2人でにやにやしていたのでした・・・

さて、場所が変わり、亀ハウスでは・・・
「ハアハア・・」クリリンはだんだん、戦っているうちに、疲れてきました。もう、いいや・・しらん・・・ 18号は、「今だ!」攻めようとしましたが・・・・・・ 「わーわー!ストップストップ!!ごめんなさいごめんなさい・・」クリリンは、情けないことに、18号についに土下座して、誤る始末・・・ 亀仙人は、あきれていた・・・・・・・・・・・・・・ 決着がついたのだった・・・・・・・・ 「じゃあ・・マーロンを、通わせていいんだね!」18号は笑顔で言いました。 「いいいい!今度・・楽器店でエレクトーン見てこよう!」クリリンはついに許可しました・・ 「やったーー!」18号は、笑顔で喜んでいました・・・・ 後で、クリリン。「あーあ・・また、お金が・・・」と、通帳を見て、しょぼくれていました・・・ 「マーロンを迎えにいくか。」クリリンは、あきらめて、ため息つくと、娘を迎えに孫家へいきました・・・

そして、孫家。
「あ・・クリリンさんの気だ!迎えに来たね・・」悟飯は、マーロンの頭を撫でて言いました。 「仲直りしたのかな?」マーロン。「だといいね。」悟飯。 こうしてやってきた、クリリン夫婦。 チチは、笑顔で、迎えました。「喧嘩は終わっただか?」と・・・ 「すいません・・」クリリン。「娘は・?」18号。 悟飯は、マーロンを連れて来ました。「さあ!パパとママんとこ、行きなさい・・」と・・また、喧嘩になったら、遊びにおいでと、いつでも 相談乗るからと、頭を撫でました・・・ マーロンは・・・「うわーん・・パパー・・ママー・・」泣きながら、クリリンのとこへ。 18号は、宿題を見つけました。「あんた・・(クリリンに見せ)すごいよ、マーロン! あれだけ、嫌がっていた、宿題が全部できてる・・・娘に1本とられたな・・親として恥かしい・・」 18号は反省したのでした・・ 「悟飯兄ちゃんに見てもらったんだよ!」マーロンは、クリリンに全部話しました・・ 「恥かしい・・俺、父親として今回、反省します・・ 悟飯、娘の面倒見てくれて、ありがとう。」クリリンは笑顔で言いました。 「いいえ!とんでもない!また、喧嘩したら、娘さん、預かりますよ!」悟飯は言いました。 「悟飯兄ちゃん、また、遊びに来るからね!」マーロンは手を振りながら言いました。 「今度は、夫婦喧嘩じゃなくて、遊びにおいで!」悟飯も、手を振っていました・・ こうして、夫婦、仲直りしたのでした・・・
(終わり)


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