『「ドラゴンボールZ」〜クリリンと18号の恋愛物語〜』 この物語は、セル戦終了後、悟飯の掛け声で、「明日の未来に向かって出発!!」と叫んだとこから始まった。神殿から飛び出した後のお話。18号の、最後のセリフ・・・「またな。」の後のお話である・・・・ それの、数ヵ月後。戦士達が、新しい未来へと旅立ってから、18号はどうしていたかというと・・・? 場所が変わって、ここは、亀ハウス。 クリリンは、戦い終了後、亀ハウスで、修行をしていました。 亀仙人と一緒に住んでいたのです。 今日も、トレーニング終了した後、夜中の出来事・・・・ 18号は、亀ハウスの窓を、小さく、「コンコン・・」と叩きました・・・ 亀仙人と、海ガメは、もうぐっすり眠っていました・・・ クリリンは、「??」驚いて飛び起きました。 そう、18号が、空飛んだまま、窓の外で、「来い・・来い・・」と、首を、横に振って、合図を送っていました。 クリリンは、笑顔になると、「シー・・・」という、感じで、合図を送ると、そっと抜け出し、窓から外へ出ました・・・・ こうやって、セル戦終了後、敵同士の頃は、よく、こそっと抜け出しては、18号と合っていたのでした・・・ この2人、敵同士の恋に落ちます・・・・・・・・・・・・・・ 18号は、なぜか、クリリンにしか、心を開きません・・・・・・ クリリンは、外へ出た後・・・・・・・・ 「やあ!18号・・あれから、元気だったか?」クリリンは、笑顔で、優しく話りかけました・・ 「別に・・・何でもないさ。」18号は、そっぽを向いて言いました。 「んなことないだろ・・なら、何で、ここに来たんだ?」クリリンは、18号の顔を覗き込みました。 「ばっ・・・バカ!!あたし達は、まだ、敵同士だってこと・・忘れるんじゃないよ!」と18号は、叫びました・・・・ でも、18号・・内心。素直になれないのです。どうしても・・・「(まさか、あんたに合いたくて来た・・無意識のうちに体 が勝手に、気になる奴のとこへ、行きたくなるんだ・・なんて、いえるわけないよ。)」と心で叫びました・・・・・・ 18号は、そっぽを向いたまま、腕組んでいました・・・・・・・・・・・ 結局、何しに来たのかというと、18号は、セル戦終了後、実は、「爆弾のことだって、感謝なんかしてないからな!」ととっ さで、みんなの前で言ってしまいました。でも、隠し心では、すごく彼に、感謝していたのです。それを、今夜、伝えようとし てやってきたのでした・・・でも、素直になれない。 どうしても、素直になれなくて・・・・・・・・・・・ 18号は、「・・・・もう!!」顔真っ赤になって、やけくそになって、叫ぶと、何と亀ハウスの屋根の上に逃げてしまいまし た・・・ 空飛んで・・・・・・・・・屋根の裏で、空飛んだまま、ストップ状態です・・・・・・・ 「ありゃ?18号〜!ちょっと・・待ってくれ〜!」クリリンは、無空術で、空飛ぶと、18号の側に来ました。 「うわっ(クリリン見てビックリ顔真っ赤)きょ・・今日は、あたし、何も用事ないから!これで、帰るよ!」18号は、ビッ クリして、あたふたしながら、宙浮いたまま、クリリンの横を横切りました・・・・・・・・・・・・・ 「あっ・・逃げた・・」クリリンは、かちんと来ると、18号を、追いかけました・・・・・・ 「ちょっと・・何でついてくるのさ!ついてくるな!!」18号は、さらにスピード上げました・・・ 「お前が、ちゃんと素直に話すまでだ。素直に話してくれるまで、俺、どこまでも、追いかけるぞ。」クリリンは空飛びながら 言いました・・・ 「ええい!うっとうしいよ!!消えな!はー!」18号は、顔真っ赤になって叫ぶと、気孔派みだれ打ちを連打しました・・・ 「!!」クリリンは、みだれ打ちを、見事に交わしました・・・・・・・・・・・・ 18号は、心が定まっていないので、乱れ打ちでも、下手になっていました・・・やけくそ状態・・・・・ しかし、顔は真っ赤でした・・・・・・・・・ 「これで、どうだ!」18号は、でかい、気孔派を出しました・・ クリリンは、「これなら、俺でも気合で十分だ!!」と、身構えると・・・・・・・ 「ハーーー!!」ボーン!かき消しました・・・・・・・ 恋していた、18号は、「そんな・・」心の動揺からか、まさかこんな奴に・・・・ と思った彼女は、限界来るまで、逃げ回りました・・・・・・・・ 無空術の早さもクリリンのが上。今の恋しているかどうかも分からない、18号の心理状態では・・・ 勝ち目はない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18号は、そのうち疲れてくると、下に降りて、「ハアハア・・・」 両手を地面について、息を切らしていました・・・・・・・・ 「・・・・」クリリンは、様子を見ながら舞い降りてきました・・・・・・・ 「〜〜・・」18号は、顔真っ赤になりながら、そっぽ向いていました・・・・ * * *
クリリンは、降りてくると、18号の側に行きました。 「18号・・・大丈夫か?」クリリンは、手を差し伸べました。 「お前・・どうして・・この前もそうだ。どうして、そんなにあたしに優しくしてくれるのさ・・あんたとあたしは・・・」1 8号は、言いかけて・・ 「分かってるよ。俺達は、今・・・敵同士。だけどな、俺は、お前のことが、心配なんだよ。だいぶ、心が荒れてるな・・」ク リリンは言いました。 「あんたね!バーカ!心が荒れてるだと!?冗談じゃないよ!!」18号は、立ち上がって言いました・・・ 「・・来るか!?」クリリンは、身構えましたが・・・・・・・・・・・・ 「・・・・今日は・・このくらいで勘弁してやる!!」18号は叫びました。 「俺に合いに来た理由は?」クリリン。「別に何もないって言ってるだろう!!あたし・・帰るよ!」18号は空に浮くと、髪の毛をなびかせながら、彼を見つめました・・・・・・・・・・・ クリリンは、哀れみの目で、18号を見つめています。だんだん、18号は、イライラしてきました・・・・ そして、クリリンの胸倉をいきなり、掴みました・・・・・・・・ 「うわっ・・・」クリリンは、耐えていました。 「見るな・・・そんな哀れみな目であたしを見るなーーー!!」18号は、怒って叫ぶと、クリリンを、軽く投げ飛ばしました ・・・・ 「うわっ・・・・」クリリンはそのまま、遠くに投げ飛ばされてしまいました・・・ キラーン・・・空のかなたへ消えて行きました・・・・・ 18号は、「ふん!バーカ!」と叫ぶと、飛んで去って行きました・・・ 一方、クリリンは・・・・? 「うわーーー!」クルクルクル〜と飛ばされて・・・・・ 「うわっと!」ドン!大きいやしの木にぶつかって、ずり落ちていきました・・・・・ 「いてててて・・・」クリリンは、座ったまま、頭を、さすっていました・・・ あいつめ・・・思い切り投げ飛ばしやがって・・・ クリリンは、立ち上がると、道着についていた、泥を払いました・・・・ かわいそうな、18号・・・ あれから、1人で、何してたんだろう・・本当に、このまま、一人ぼっちでいるつもりなのか・・・? 意地ばっかりはって・・・・素直に、気持ちを吐き出せばいいのに・・・ クリリンは、思いました・・・このままでは、いけない・・ 俺にできること、何か、あるはずだ・・ まずは・・彼女を、救うこと・・ クリリンは、心に決めると、立ち上がるとまた、空飛んで18号を追いかけていきました・・・・ 張り倒されても、俺は・・18号が好きなことに変わりはない・・・ 彼女を助けたい・・・必ず救ってみせる・・・ クリリンは、空飛ぶスピードを高めました・・・ * * *
2人は、だんだん、そうやって、仲良くなっていきました。 戦う日もあれば、18号がこの頃、なぜか、押されてしまい・・・ どうしても、素直になれない18号。 攻撃しかけても・・・ 最初は、反発してばかりいた、18号も・・・・ 心の変化で、いよいよ、現れ始めました。 クリリンに合うたびに、顔真っ赤・・・ クリリンは、彼女を、ちょっと、本格的に、心配していました。「本当にあいつ・・1人で、やっていくつもりなのかな・・意 地ばかりはって・・辛い・・寂しいならそういえばいいじゃないか・・なんで、あんなに意地はってんだよ・・」と・・ 表情がとても、寂しそうだし、あまりにも、気の毒だと思ったクリリンは、仲間達に、知らせておきました。 もし、18号が、やってきて、相談してきたら、自然な形でいいから、ちょっとな・・相手になってやってくれと、頼み込んだ のでした・・・ 仲間達は、セルとの戦いすんだんだし、もういいじゃん!で、笑顔で、割り切っていました・・・ 18号は、自然な形で、Z戦士の仲間にされていました・・・ 気がつかない、18号・・・ 18号は、自分は病気じゃないかしら・・と、思い、ある日のこと、珍しく、孫家へやってきます。 チチさんに相談しました・・・・ 「あんれまー・・・18号さん、これは、病気ではない。医者でも治せないだ。」チチは、18号の、肩に両手を置いて言いま した。 お部屋で、勉強していた悟飯が、やってきて、「18号さん!こんにちは!あれから、どうですか?クリリンさんから、大体、 話しはうかがっていました。クリリンさんね、すごく心配してるよ・・1人でいつも、何してるの?」悟飯は、相談相手になっ ていました・・・・ 「別に。あたしは・・岩山で、考えてるだけだ。」18号は言いました。 「本当に素直じゃないんだから・・・ウソばーっか♪クリリンさんと、密かに亀ハウスで、夜、よく合ってるんでしょ?この頃 ・・・僕知ってるんだから!気になるの?」悟飯は、言いました。 「バッバーカ!誰が、あんな奴!!」18号は、叫んだと同時に顔真っ赤・・・ 「ありゃ・・こりゃ、相当、重症だ。うん、間違いない。 絶対、恋だね!たぶん、敵同士だけど・・ 素直になれない・・んですね・・」悟飯は、言いました。 「なあ、悟飯!あたし、あいつのこと・・・ もっと、知りたいな・・教えてくれ。お前、付き合い長いんだろ?」18号は言いました。 「いいですよ。僕が、話しましょうか?クリリンさんね、僕達の仲間では、優しさは・・本当にすごいんですよ・・」悟飯は、クリリンのことを、全部話しました。フリーザー戦から、全部・・・・ 18号は、顔真っ赤になっていきました・・・・ 「もしかして、18号さん・・クリリンさんのこと、好きなの?結構、両思いじゃないのかな・・・」悟飯は言いました。 「何!?どういうことだ?」18号は言いました。 「うん♪間違いない。絶対、両思いだよ!あのね、神殿から僕達、飛び出したでしょ?あの時からね、クリリンさん、18号さ んのこと、好きらしいよ!よかったね・・18号さん!後は、告白がんばってね!」悟飯は、にやにやしながら、言いました。「何―!?」18号は、顔真っ赤になっていました・・・ そのうち・・・・噂をすれば、影・・・クリリンが遊びに来たのです。 「あっ!クリリンさんの気だ!」悟飯は、叫びました。 クリリンが、ちょうど、差し入れに、お菓子と、コーヒーを持ってやってきました。 「よお!みんな元気!?悟飯!あれから、どうだ?お母さんと仲良くやってるか?悟空が、いなくなっちゃって、チチさん、落 ち込んでないかと思ってさ、気にしてたんだけど?よかった・・元気そうで!」クリリンは笑顔で入ってきました。 18号は、そっぽを向いて、顔真っ赤・・・・・・・・・・・・・・・ クリリンは、「?」と、18号を見つけました・・・ 「18号!!やあ!!」と、笑顔で、優しく対応しました。 ピクンと反応した、18号は・・・・・・・・・素直でない言葉が出てしまいます・・・ 「あんたは、何しに、ここへ、来たんだ?」と、クリリンを、睨みつけました・・・ 「いや・・俺、ちょうど、買い物・・行ってさ。俺さ、実は、悟空の仏壇のことでさ、チチさんに、悟空を供養するためにも、 一応、作ってやれと俺、頼んだんだよ。俺はな、前にもお前に話したと思う。俺の生い立ちを。元は、俺、お寺で修行してたか ら、一応・・お墓とか、仏壇とかな。そういう心を俺・・持ってんだよ。一応、学んだからな。そういうことも・・・お寺に元 住んでいたし。小さい頃。だから、俺、チチさんに話したんだよ。悟空は、一応、本当に、死んじゃったんだから、供養くらい してやれと・・・仏壇がない家もおかしいってな・・・ドラゴンボールで生き返る予定があるんならな、話があったんならな、 お墓とか、作らなくてもいいと俺話したの。だけど、悟空は、今の段階では、セルを倒してから、平和になって、復活不可能に なっちまっただろ?だからさ。本当の死になっちゃったからだよ。それで、仏壇を、作ったんだ。一応な。仲間が来ても、遊べ るように。悟空は、明るいのとギャグが、好きだったからさ・・・せめて、仏壇だけでもってな仲間が話せるようにさ。お盆や 、正月とかにな!悟空は、早い話が、俺が、話せば・・ご先祖になっちまったからな!それで、今日はな、一応、お供え物とし て、悟空にさ、果物と、それから・・みんなで、コーヒーとお菓子でもって思ってよ!買ってきたんだ!俺、一応・・お経が読 めるし、小さい時に、習ったから。生活習慣で、身についてんだよ。だから、今日は一応、俺は、お坊さんやることになってん の。悟空の供養さ。今日はね!悟空が亡くなった命日だから!こういう役目は、チチさんから、大親友の俺にぜひとも、やって くれと、悟空が、一番喜ぶからって、話があったってわけ。一度・・しないといけないと思っていたからな。家のこと・・お払 いをな!一応・・死人が出たんだ。悪い霊じゃなくてもさ!ちゃんとしないと・・」 クリリンは言いました・・・・・ 「クリリンさん、本当にすごいですよね! 元は、お寺から来たって、お父さんから話を僕うかがっていたから・・ なら、クリリンさんに、お経あげてもらった方が、お父さん、天国で、喜びますよ。」悟飯は、言いました。 「じゃあ、お経の方、よろしくおねげーしますだ!」チチは、笑顔で言いました・・・・ 今回は、クリリンが、お坊さんやってくれることになりました・・・ クリリンは、「俺、ちょっと、今回は着替えてくるな!できれば、先輩達のを見て覚えた奴を、真剣にやりたいんだ。悟空とは ・・本当に、一番の、大親友だったからな。せめて、俺に、できること、やらせてほしくてよ!」と、笑顔で、道着から、お寺 の黒い、装束に着替えました・・・ 「初めて見た・・本当、お坊さんだ。」悟飯は、笑いながら、言いました。 「ぷっ・・」18号は、笑いをこらえた・・・合ってたりして・・・??意外と・・?? こうして、悟空の命日は、クリリンの呼びかけで、明るく楽しく、行われました。 クリリンは、あらかた、「俺、暗いお経だけは、唱えたくないから・・」と、明るいお経を上げたのでした。 あの世で見ていた悟空。「ありがとな!クリリン・・・」と、界王様と一緒に見ていました・・・ こうして、悟空の命日は、無事に、終わりました・・・18号は、「お疲れさん!」と、クリリンに初めて素直に笑顔で、言い ました。 「?」クリリンは、お寺のお坊さん装束の姿したまま、一時停止し振り向きました。 あの、猛烈、意地っ張りだった、18号が・・・素直に、なってきた・・・?? クリリンは笑顔で、「ああ!」と、優しく対応しました・・・・ これがきっかけで、18号の心の変化が、素直になっていきました・・・ 悟飯は後で、チチに、「ねえねえ、お母さん! お払いで浄化されることある??」と・・・ 「18号さんに効果あったんかもしれねーな! 悪い心を、クリリンさんに、浄化してもらった方がえーだよ!」チチは言いました・・ こうして、悟空の命日は終了しました・・・ * * *
クリリンは、元、お寺で修行していたので、18号に、あれから、全部話しました。 「あのな・・18号・・・今の、お前がやるべきこと・・今までの、恐ろしい過去を捨て、いいことをやれ。いいことをすれば 、それだけ、いいことがかえってくる。悪いことすれば、悪いことがかえってくるんだよ。他人に、悲しみや、怒り、破壊、恨 みをぶつけているうちは・・本当の幸せは見えてこない・・これは・・俺の昔の、お師匠様が言っていたんだけどな!ドクター ゲロを恨んでいるのは分かるぜ。気持ちは。だけどな!いつまでも、恨みをぶつけていては・・幸せはこないぞ。18号・・今 の、お前の心には、まだ、前ほどじゃないけどな!邪気の心が半分ある。」と、言いました。 「あたしに、邪気の心が・・」18号は、言いました。 「ああ・・お前は、まだ、心の奥底で迷ってるんだ。それを・・断ち切らないとな!それは・・時が解決してくれるさ。大丈夫 。お前は・・救われると思うよ。俺が見ている段階では、人生厚生できるさ!でなきゃ・・セルから吐き出されることもないわ けだから。吐き出されたってことは、「生きろ」って神様が、授けたんだよ。吐き出されたってことは・・お前には、女として 、幸せな道を歩んでほしいと・・たぶん、お前の人造人間として改造される前の、その前の先祖が・・そう、願ったんじゃない のかな・・守ってくれたんだと俺は思うぞ。だからな!今はとりあえず・・楽しい時間をすごせ。そうやってるうちに、悪い過 去も、恐ろしい過去も・・忘れていくさ・・今は、素直になれなくてもな・・俺には全部、お前の心は、わかってるから。お前 が、どんなに、素直になれなくてもな・・戦い挑んでこようが、何だろうが、俺には、全部わかるってこと・・忘れるな・・」 クリリンは笑顔で言いました・・・ 「あんたって、時々、怖い・・・」18号は苦笑いして言いました。全部心を、見抜かれてる・・・ 18号は、悪さは、できないと思いました・・・・・ 「いっておくけど、悪さは・・町を破壊なんてのは・・セル戦い以来、絶対、させない。もし、悪いことしたら・・俺、本気で マジで殴ってでも、怒るからな!」クリリンは言いました。真剣に・・・ こうして、二度と、町破壊しないと約束した、18号でした・・・・ そして、数ヶ月後に話は切り替わります・・ * * *
18号は、あれから、素直な心にだんだん、なってきました。 本格的に、クリリンのことが好きになったのです。 18号から見て・・「悟空達から、見れば、たぶん、あいつは、力は劣るだろう。だが、心に関しては、不思議な奴だ・・あた しを、ここまで、心を変えるなんて・・あいつを見ていると、なぜか、ほっとする・・このみょうに素直な気持ちは何だ?あい つの顔を見ていると、ほっとするっていうか・・何だろう・・??」 18号は、亀ハウスの外で、海を見つめていました・・・ クリリンは、悟空の命日終了後、お坊さんになることはありませんでした。なるのは、命日、お盆、だけでした・・ いつもの、道着姿で、夜、トレーニングを続けていましたが・・・18号から見ているとあの時以来で、別に、いつものあいつ だと感じたのでした。 18号が様子を見て・・・「不思議な奴だ・・」とつぶやいていました。 普段から見れば想像つかない・・・18号は思ったのでした・・・ 18号は、自分からクリリンに話しかけました・・・・ 「なあ、クリリン・・・」18号は言いましたが、クリリンはトレーニングに必死。 「・・・・」ぶちぶちの18号。 「クリリン!!おい!!トレーニングやめ!!」18号は叫びました。 「うわっ!」クリリンは、ビックリして、一時停止しました・・・・ 18号は、「・・・」何も言わず、うつむいていました。 クリリンは、「どうした?18号・・」降りてきました。 「・・・」18号は、今までの過去も・・・恐ろしい人生も・・・ すべて、今回、初めて素直な心を彼にぶつけました・・・ 自然と涙がこぼれてしまい・・・・・・ 「あれ?何だろう・・涙が止まらない・・」18号は、泣き出す寸前でした・・・ クリリンは、何も言わず側に来ると、そっと抱きしめました・・・ 18号は、やっと、素直な隠された気持ちを吐き出しました・・・ 「うわーん・・・・・・・・・・・・」18号は、激しく泣き出しました・・・ 「分かってる、分かってるから・・」クリリンは18号の背中をさすっていました。これ以上は、何も言いませんでした。すべて、分かっているから・・・ 18号は、泣いていましたが、クリリンは、ついにプロポーズしました・・ 「18号・・お前も女の身でありながら、つらかったと思う。苦しかったと思う。だけど、ドクターゲロも、16号、17号も いないんだ・・18号・・・好きだぜ・・お前と初めて会った時から、俺・・お前のこと、好きだったんだ。18号・・・・結 婚しよう・・」クリリンは、言いました。 「・・・このプロポーズ・・正式に受けるよ。あたし・・クリリン・・末永く、これからも、よろしくな・・」18号は、顔真 っ赤・・・・・・・・・・・・2人は、笑顔で抱き合っていました。 こうして、2人は、数ヵ月後、亀ハウスにて、結婚式が行われたのでした・・・・ 仲間やみんなが集まって・・そして、数年後。娘のマーロンが産まれることになる・・ (終わり) |
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